2008年04月20日

住まいの防犯 どろぼうにねらわれにくい住まい

家のまわり

家のまわりの見通しが悪いと、どろぼうはねらいやすいと感じるようです。
高いブロック塀は、低い格子やフェンスなどにしたほうが、出入り口や窓などが外から見やすくなり、どろぼうが玄関や窓をこじ開けることがしにくくなります。
また、塀を低目にするのは、見やすいだけではなく、屋根や高い位置の窓に上がる足場をつくらないことにもつながります。
庭の木も日頃からちゃんと手入れをして、見通しをよくしておきましょう。
さらに庭には砂利などを敷いておくと、歩くときに音がするので、人に気づかれやすく、どろぼうがいやがります。
また、知らない人に吠える番犬を庭で飼っていると、あきらめるどろぼうが多いようです。
さらに、ご近所同士仲良くつきあっていれば、知らない人や見慣れない人が来た場合、「だれかしら?」と気になって注意します。
そうした近隣の目はどろぼうの大きなプレッシャーになり、地域全体の防犯にたいへん効果があります。


出入り口

錠を開けて、玄関から堂々と入ってきてしまうどろぼうがかなりいるようです。
カギをかけておくことはもちろんのこと、錠自体も防犯性の高い種類を選ぶことが大切です。
また、錠はひとつだけではなく、2つ以上つけると防犯には効果的です。
なぜかというと、開けたり壊したりする時間がかかればかかるほど、どろぼうがいやがるからです。
さらに、ドアと枠の間に隙間があると、そこからこじ開けられるおそれがあるので、隙間を埋めるガードプレートというものを取り付けるようにするとよいでしょう。
玄関ドアの横やドア自体に明かりとりためのガラス窓がある場合は、注意が必要です。
そのガラスを割って手を入れ、中から錠を開けられてしまわないように、割れにくいガラスにしたり、格子などを取り付けるようにするなど用心しましょう。
また、ドアに郵便受けがついている場合には、そこから手を入れられないよう、内側にはカバーをつけておくとよいでしょう。
住まいの出入り口には、玄関のほかに勝手口などもあります。
こうした出入り口にも玄関と同様に、防犯性の高い錠を2つ以上つけておくと安心です。


ガラス窓

1軒の家に窓はたくさんありますから、つい閉め忘れの窓もあって、そこからどろぼうに入られるケースがあります。
小さな窓や高い位置にある窓でも、戸締まりをしっかりしておきましょう。
とはいっても、窓はどろぼうの侵入口としてもっとも多い場所です。
サッシ窓の錠は、クレセントという単純な仕組みのものなので、ガラスを部分的に割って手をさし入れ、かんたんに開けることができるのです。
これを防止するためには、サッシの上枠や下枠につけられる補助錠でしっかり締めておけば、クレセントをはずしてもサッシが開かずどろぼうがあきらめてしまう可能性が大きくなります。
また、ガラスそのものが簡単に割れないように、特殊な膜をはさんだ防犯用の合わせガラスにするとさらに効果的です。
大きな窓には雨戸やシャッターをつけたり、高い位置の窓や小窓には頑丈な面格子をつければ、どろぼうが入りにくくなるようです。

(監修:瀬渡章子奈良女子大学助教授)


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タグ :防犯

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Posted by ヨコミゾ at 10:00│Comments(0)快適生活メモ
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