2009年10月24日

二世帯住宅を考える

世帯を構える子供と同じ屋根の下で別の暮らしを営む「二世帯住宅」は日本独特の住まい方です。

従来型の同居や別居とも異なる暮らしです。

この暮らしを円滑にするには周到な準備と心構えが必要になります。

生前贈与の非課税枠の拡大など新税制に伴って、また二世帯住宅が増える傾向にあります。

二世帯住宅の成功の秘訣を探ってみました。


二世帯住宅の最近の傾向は?

以前は、本心では同居を望む親が、子供夫婦の希望で二世帯住宅をしぶしぶ受け入れることが多かったようですが、最近は「子供たちに気を使わせたくないから、少し離れて住みたい」ということから二世帯住宅を選択されるケースが増えているとのことです。(玄関やキッチン、お風呂を分離した二世帯住宅)

資金の負担は?

交通の便など恵まれた親の家を二世帯住宅に建替える例が多くなっています。
結婚してマンションに暮らしていた若夫婦が、子供ができて一戸建てに住まわせたいから、というケースも多くなっています。
時には、おばあちゃんに子供の面倒を見てもらって、ご夫婦だけで外出という時も便利とちゃっかりした子ども夫婦も多くなっているのではないでしょうか。
二世帯住宅は、土地代はかからなくても建築費は必要。親子で出し合いそれに見合った持分で登記をするのが普通です。

プラン面での留意点は?

お風呂や玄関は二つ設けるほうが良いようです。
お風呂は入浴の順番、湯加減、片付けなど何かと気を使うことが多いので各世帯に設けた方がうまくいくようです。
それが難しいなら寝室に隣接してシャワー室を設けるという方法もあります。
玄関についても同様で、二つが無理なら勝手口というように、片方の世帯に予備的な設備を作ると良いでしょう。
親子に一定の距離を置くことで良質な交流が生まれるのが二世帯住宅の利点といえます。
プランに際しては、二軒の家を建てるような感覚で計画し、生活の場面をイメージしながら二世帯で共有しても良い空間を決めていく手法が適切です。

介護や相続に対する対応は?

兄弟や姉妹がいても実際には親の介護は、二世帯で暮らす子供の負担が多くなりがちです。
それでも親が亡くなって相続が発生すると、兄弟が均等な分配を求めてくるケースは少なくありません。
親名義の二世帯住宅の敷地などの相続分を支払って欲しいと求められた時には、対応に苦慮するケースもあるようです。
介護や相続の問題は、二世帯住宅を建てる前に親族がしっかり話し合っておくことが大切です。


二世帯住宅は、関与者が多くなることもあり十二分に話し合って、専門家のアドバイスを受けて間違いのない計画を進めたいものです。


同じカテゴリー(快適生活メモ)の記事画像
火災警報器
ガーデニングのスタート
同じカテゴリー(快適生活メモ)の記事
 ご注意下さい! (2009-11-05 16:06)
 今の住まいを見直そう! (2009-10-22 18:04)
 住まい収納を考えよう♪ (2009-09-19 13:57)
 火災警報器 (2009-06-15 16:53)
 ご注意下さい! (2008-11-17 17:07)
 ご注意下さい (2008-08-12 17:35)

Posted by ヨコミゾ at 17:33│Comments(0)快適生活メモ
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。